
決定版 戦略プロフェッショナル 戦略独創経営を拓く (角川書店単行本)
三枝 匡
KADOKAWA / 2022-12-26
この本について
仕事で「何が悪いのか」がどうにも整理できず、戦略の話をしているのに現場は動かない…そんな感覚にハマることが僕自身よくあります。表向きは戦略が課題に見えても、実は社内の思惑やクセみたいな“内部の詰まり”が本丸なんじゃないか、と気づいても言語化できないまま時間だけが過ぎていく。そういうモヤモヤに、この本はかなり丁寧に向き合ってくれました。 面白いのは、事業の不振を「外の戦い(戦略)」と「内の戦い(ビジネスプロセス・組織)」にまず分けてしまう視点です。僕も読んでいて、自分が外側ばかり追いかけて内部の政治や習慣にフタをしていたことを思い出しました。また、日本企業が自分たちの強みを深掘りせず、外から分析されて初めて構造化されたという歴史の話も、今の会社の“成長が止まる瞬間の空気”に妙に重なります。 読み進めるほど、戦略のカッコいい言葉よりも「実際にはどこから手をつけるべきか」を落ち着いて考え直すきっかけをもらえました。特に、改革を嫌がる人をどう巻き込み、組織全体で変化を進めていくかの話は、理想論ではなく現実の職場そのものです。 戦略の本を何冊も読んできたのに、現場が動かず困っている人にこそ刺さると思います。僕と同じように、外と内のどちらから手をつけるべきかで立ち止まった経験があるなら、一度読んでみても損はないはずです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第8章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの15%が集中しています。
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