
経営戦略論入門 (PHPビジネス新書)
波頭 亮
PHP研究所 / 2013-05-02
この本について
仕事で「戦略を立ててるつもりなのに、現場で全然まわらない」とか、「分析ばかり増えて、結局なにを決めればいいのか分からない」というモヤモヤ、けっこうよく聞きます。自分も同じで、戦略論の本を読んでも抽象論だけが頭に残ることが多いんですが、この本はその壁を少しだけ崩してくれました。 読んで刺さったのは、戦略って結局“現場で動かしながら修正するもの”だと割り切っているところです。データで固めた戦略が万能ではなく、やってみてズレたら直す。そのリアルさが、机上の理論に圧倒されがちな自分にはちょうど良かったです。また、強さの源泉を「人と企業文化」にまで落として説明してくれるので、戦略=数字やフレームワークの話、という思い込みがほどけていきました。結局そこが変わらないと、イノベーションもグローバル化もうまくいかないんだよな、と腹落ちします。 さらに、コストリーダーシップや集中戦略といった古典的な話から、チェンジ・マネジメントや変革型リーダーシップまで、時代ごとのテーマが立体的につながるので、自分の会社が今どの段階の問題に直面しているのかを考えやすくなりました。理論の歴史を追うことで、視点が一段クリアになる感じがあります。 戦略の本を読んでも「結局どう動けば?」で止まりがちな人に向いています。自分と同じように、迷いながらでも前に進みたいと思っている人にちょうどいい一冊でした。
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ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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