
グロービスMBA事業戦略
相葉 宏二 and グロービス経営大学院
ダイヤモンド社 / 2014-08-11
この本について
仕事で戦略を考えるたびに、「結局、何から決めればいいのか」「分析してもモヤモヤが晴れない」という感覚がつきまとっていました。細かな施策は思いつくのに、根っこの方向性が定まらないあの感じです。やるべきことが増える一方で、本当に大事なことが見えてこないまま時間だけが過ぎていく、そんな焦りに近いものもありました。 この本を読んでまず効いたのは、「何をやり、何をやらないか」を決めることこそ戦略だ、という徹底した姿勢でした。外部と内部を切り分けて、どこに勝機があるのかを現実的に見極めるプロセスは、曖昧だった判断基準を一段クリアにしてくれます。また、戦略は合理的に整った図ではなく、組織の政治や人間味のある議論の中で形になるという説明も、実務の肌感とぴったり合いました。加えて、ミッションやビジョンをどう現実の事業に落とすのかを具体的に示してくれるので、「理念はあるけど行動に落ちない」問題にも手が届きます。 自分の立場や資源の制約を抱えつつ、それでも道筋を描かなきゃいけない人にとって、この本は思考のよりどころになります。特に、自分の事業をどう定義し、何を捨てて前に進むのかで迷っている人に刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの57%が集中しています。
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