
「ゴール仮説」から始める問題解決アプローチ
佐渡 誠
すばる舎 / 2018-10
この本について
仕事で議論が散らかって、結局なにを決めればいいのか見えなくなる瞬間ってありますよね。時間だけが溶けていく感じがして、「これ以上どう前に進めばいいんだろう…」と立ち止まってしまう。僕自身、まさにその迷いの中でもがいてきたタイプです。 この本が効くのは、そういう“入口の曖昧さ”に悩む場面です。著者が繰り返し強調しているのは、作業に入る前に「最終的にどういう姿に持っていきたいのか」を言語化し、メンバー全員で共有すること。言い換えると、ゴールを仮にでも置いておかないと、議論はどこまでも広がっていき、論点も検証もぶれていく。読者が抜粋している「論点と仮説は常にワンセット」という部分は、まさにそこが刺さったのだと思います。曖昧な問いのまま進める辛さを、みんな知っているからです。 実際、この本が助けてくれるのは、ゴール仮説をつくる“型”を示してくれるところです。問題の領域をどう見定めるのか、原因をどう深掘りしていくのか、そして検証の論点をどう立てるのか。それを現実的な視点で示してくれるので、読んだ翌日から自分の会議や資料づくりに自然と反映されます。僕の場合は、「どの情報を何のために使うのか」を切り分ける癖がついたことで、無駄な分析がかなり減りました。 自分やチームが“迷走しやすい”と感じている人には、特に刺さると思います。結局のところ、問題解決のスタート地点を整えてくれる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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