
本物のコンサルを選ぶ技術
堀紘一 and 津田久資
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) / 2024-09-27
この本について
仕事で課題に向き合うとき、「そもそも何が問題なんだっけ」と立ち止まる瞬間がよくあります。情報が足りないとか、意見が割れすぎて決めきれないとか、議論が枝葉に流れてしまうとか。私自身、そこで迷走した経験が多いので、この本の抜粋を読んだ人が保存した理由がとてもよくわかるんです。 著者が繰り返し語っているのは、結局のところ“自分の頭で仮説を持つこと”と“本質を見失わないこと”。市場規模が曖昧でも、情報が欠けていても、まず仮説を立てて必要な情報を見定めるしかない。あの「図書館に行っても何もわからなかった」というエピソードは、状況は違えど今の仕事でも同じだなと感じました。また、説明の粗探しではなく、論旨が何を目指しているかに集中する姿勢も、会議で迷子になりがちな人には刺さるはずです。 さらに印象的だったのは、「半歩だけ先を示す」という考え方。相手と一緒に考え、外圧としてほんの少しだけ視点をずらす。その距離感がうまく機能すると、組織の中の“言語化されていないモヤモヤ”が一気に動き始める。これはコンサルに限らず、チームで働く人なら誰でも体感したことがあるのではと思います。 自分の仕事の“詰まりどころ”を整理したい人、または「問題設定」の精度を高めたい人には静かに効いてくる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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