
実践型クリティカルシンキング 21世紀スキル
佐々木裕子
ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2022-06-24
この本について
仕事で課題を整理しようとしても、途中で「そもそも何が問題なんだっけ?」と手が止まることがよくあります。分解しているつもりでも、どこかモヤモヤして進まない。僕自身、この感じをずっと抱えていました。 この本が効いたのは、問題を深掘りする前に「言葉の定義は合っているか?」「どの課題に集中すべきか?」みたいな手前の確認をちゃんと戻らせてくれるところです。ズームインとズームアウトを行き来することで、いきなり結論に飛ばずに、構造を見ながら考えられるようになるのが大きかったです。さらに、「目的はいつまでにどのレベルで達成したいのか?」と時間と数字に変換する癖がつくので、思考が途中でふわっと消えない。紙に書き出して俯瞰する、という地味だけど確実な方法にも背中を押されました。 僕はこれを読んでから、上司に相談するときも「どうでしょう?」ではなく、「○○をしたいのですが、いいですか?」と、相手が判断しやすい形に言い換えるようになりました。小さなことですが、これだけで会話の流れがかなり変わります。 自分の考えが途中で迷子になる人、あるいは「考える力を鍛えたいのに何から手をつければいいのか分からない人」に静かに刺さる本だと思います。
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