
モチベーション・ドリブン 働き方改革で組織が壊れる前に
小笹 芳央
KADOKAWA / 2019-03-22
この本について
最近、「働き方改革って言われても、現場の複雑さはむしろ増えてないか…」みたいなモヤモヤをよく聞きます。残業を減らせと言われつつ、成果の基準は曖昧なまま。チームの動きも見えづらい。自分のスキルの方向性も判断しづらい。正直、私自身も同じところで立ち止まっていました。 この本は、そこを精神論ではなく“現実の運用”から問い直してくれます。たとえば、生産性を「削減した残業時間」ではなく、人件費一円あたりの粗利で見るという発想。数字はシンプルなのに、どこに人を投下するべきかが急にクリアになる感覚があります。また、人を「完全合理的に動く前提」で考えないという視点も大きいです。感情で迷うのが普通の人間で、その前提に立たないと制度も配置も噛み合わない。さらに、100人を10人単位に分けて関係性の線を減らす、という具体的な組織デザインは、現場の混線をほどくときの参考になりました。 全体として、「働き方改革をどう現場まで落とし込むか」に悩んでいる人に向いています。特に、成果の出し方が変わりつつある中で、自分や組織の軸がぼやけてきたと感じる人には、実務に引き寄せて考え直すきっかけになると思います。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの53%が集中しています。
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