
位置情報トラッキングでつくるIoTビジネス (NextPublishing)
片岡 義明
インプレスR&D / 2019-04-19
この本について
業務で「位置情報を使えばもっと効率化できる気がするのに、具体的にどう組み込めばいいのか分からない」という悩みをよく聞きます。自分もまさにそのタイプで、技術の名前だけは知っていても、実際の現場でどう生かされているのかがイメージしづらいまま手が止まっていました。 この本が助かったのは、位置情報まわりの技術を“使われている姿”で理解できたことです。たとえば建機のKOMTRAXの話は、単に位置を追うだけでなく、稼働データと組み合わせることで、メンテのタイミングや故障予兆までサービスレベルを変えていく具体例が示されていて、「位置情報ってここまで業務改善に直結するのか」という実感が得られました。屋内測位も同じで、BLEビーコンやAoA、Bluetooth 5.1 の精度がどれほど使い勝手を変えるのかが描かれていて、技術の比較ではなく“どう選ぶか”に目が向くようになります。さらにLPWAのような低速・低消費電力の通信技術が、広域のトラッキングでどんな役割を持つのかも丁寧に整理されていて、自分の案件に当てはめる軸ができました。 位置情報を使ったサービスを考えたいけれど、何から検討すればいいか迷っている人には特に刺さる本だと思います。技術の列挙ではなく、現場の判断につながる粒度で書かれているので、読み終わったあとに「自分ならまずここから作れるな」と自然に見えてくる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの40%が集中しています。
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