
iBeacon ハンドブック
上原 昭宏
CreateSpace / 2014-03-15
この本について
iBeaconを使ったサービスづくりって、技術的には面白いのに、実際に設計しようとすると「これって本当に安全…?」「どこまでやっていいんだろう…」みたいな不安が先に立つことが多いですよね。距離も方向も正確じゃないし、電波は揺れるし、チート対策まで考え始めると、一度立ち止まってしまう感じがあると思います。僕も最初はまさにそこで足が止まりました。 この本は、そういうモヤモヤをふわっと鼓舞するタイプではなくて、実務でつまずきがちな“境界線”を丁寧に言語化してくれます。例えば、プライバシーの扱いをどう考えるか、技術的には可能でも「やるべきか」は別問題だという線引き。あるいは、ビーコンのコピーが防げない現実を前提に、技術と運用をどう分担するべきか。さらに、電波の特性やiOS側の判定ロジックなど、実装で思わず「なんで今入った判定になるの…?」と悩む部分も、ちゃんと理由を示してくれます。 読み終える頃には、iBeaconを魔法のように扱うのではなく、「できること・できないこと」を現実的な粒度でつかんだうえで設計できる感覚が残ります。店舗向けのO2O施策や近接体験の設計に関わる人には特に刺さると思います。
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