
チェ・ゲバラ伝 増補版 (文春文庫)
三好 徹
文藝春秋 / 2014-04-10
この本について
最近、仕事でも日常でも「自分の意思で動けていない気がする」「安全な選択ばかりしてしまう」とモヤモヤしている人、多い気がします。かといって、勢いだけで行動するのも違うし、覚悟なんて急に持てない。僕自身もずっとその間で揺れてきました。 この伝記を読んで刺さったのは、ゲバラが特別な才能で革命家になったわけではなく、旅先で出会った飢えや貧困、腐敗した政治に直に触れた“経験”が彼を変えていく過程が、とても地に足がついていることでした。彼の「他人に押しつけられた生き方はしない」という姿勢は、派手な言葉よりも、アルバイトの小さな選択にまで反映されていて、その一貫性が妙にリアルなんです。行動を重んじながらも、名誉や安逸とは距離を置き続けた姿に、「覚悟ってこういう日々の積み重ねなのか」と視点が変わりました。 革命家としての生涯は極端に見えますが、読んでみると“世界の見え方が変わった瞬間”や“人との出会いが性格をどう形づくるか”といった、人間としての芯のつくり方がていねいに描かれています。とくに「人は殺せても思想は殺せない」と語られる場面は、何かを貫くということの重さを静かに突きつけてきます。 自分の軸をつくりたいけれど、何から始めていいかわからない人に刺さる本だと思います。
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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