
100円のコーラを1000円で売る方法3 (中経出版)
永井孝尚
KADOKAWA / 2013-06
この本について
仕事で新しい提案をしても手応えがなくて、「どうすれば必要な人にちゃんと届くんだろう」と悩むこと、けっこうあります。情報は出しているはずなのに無反応だったり、逆に自分自身も受け取る側として膨大な情報に疲れてしまったり。気づけば守りの姿勢のまま、同じ毎日を回して終わっていくような感覚もあると思います。 この本を読んで印象に残るのは、まず“届く情報は極端に少ない”という現実を突きつけられることです。努力不足というより、そもそも世界がそういう構造なんだと腹落ちします。そのうえで、じゃあどうすれば届く可能性が生まれるのか、単なるマーケのテクニックではなく、視点の置き方から示してくれるのがありがたいところです。また、日本全体がオーバーシュートして身動きが取れなくなっているという指摘は、自分の「失敗したくないから踏み出せない」気持ちと重なって、耳が痛いけれど前に進むきっかけにもなりました。 さらに、個人でもチームでも、共通の問題意識や価値観を作れていないと、結局どんな施策も空転するという話が腑に落ちます。派手なアイデアより、同じ方向を向く準備のほうが本質なんだと気づかされました。 新しいことに挑戦したいのに足がすくむ人、あるいは情報発信や企画が「届かない」理由を整理したい人には、かなり静かに効いてくる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの40%が集中しています。
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