
わが投資術 市場は誰に微笑むか
清原達郎
講談社 / 2024-03-01
この本について
投資って、結局どこまで予想し、どこから割り切るべきなのか…。自分でもずっと揺れてきたところです。特に小型株は上がり下がりも激しくて、買った瞬間に下がると「やっぱり間違えたかも」と不安になります。でも、この本を読むと、そのモヤモヤにちょっと余裕が生まれるんですよね。 清原さんは「株価が動くのは当たり前」「成長を見てから買うのは遅い」と言い切りますが、その裏にあるのは“完璧な予測なんて無理だからこそ、織り込まれていないズレを探す”という冷静さです。小型株が狙い目になる理由や、情報にお金をかけても勝てない理由など、体験ベースの視点が多くて、実際の判断シーンが具体的にイメージしやすいのも助かります。とくに「みんなと同じ意見ならアイデアではない」というくだりは、自分のポジションの確認にそのまま使える感じがありました。 個人的には、完璧なマクロ予測に寄りかかるより、目の届く範囲で勝ち目を拾うという発想がすっと入ってきました。自分の予想が当たるかどうかではなく、「何が織り込まれていて、どこにズレがあるのか」を見る癖がつくのは、この本の大きな効用だと思います。 小型株に興味がある人はもちろん、「自分の投資軸をもう一度組み直したい」という人にこそ刺さる一冊です。
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