
ドラッカーと生産性の話をしよう
林 總
KADOKAWA / 2019-04-19
この本について
仕事の生産性って、結局なにを指しているのかよく分からないまま「もっと効率化しないと」と焦ってしまうこと、けっこうあります。特にサービス中心の現場にいると、頑張っているのに成果が数字に表れない感じがして、自分の働き方が正しいのか分からなくなるんですよね。 この本は、そのモヤモヤを「そもそも生産性とは何を指すのか」というところから分解してくれます。読者が抜いていた部分を見ると、刺さっているのは“肉体労働と知識労働は根本的に違う”“資金や設備も含めた経営資源全体で生産性を考えるべき”という視点の転換だと思います。働き方を改善する話ではなく、会社のお金の回り方や、知識労働の成果をどう見ればいいのかといった、普段なんとなく流してしまう部分を丁寧に位置づけてくれるところが効きます。 特に、売掛金を「当然あるもの」と扱うのではなく、資金の生産性という観点で見る話や、設備を入れても知識が伴わなければ逆に生産性が落ちるという指摘は、現場にいるとつい見逃しがちなポイントでした。生産性の議論を「時間を減らすか増やすか」ではなく、「どの資源がどれだけ成果に結びついているのか」に戻して考えられるようになる本です。 自分の部署の仕事が「量では測れないもの」に感じている人ほど、腑に落ちると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの26%が集中しています。
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