
対談 これからの学校教育のかたち (すばる Digital Book)
西郷孝彦、工藤勇一
集英社
この本について
学校や教育の話って、自分とは関係ないようでいて、意外と「人をどう見るか」「どう働くか」にそのまま返ってくるな、とよく思います。周りと比べて落ち込んだり、逆に自分が誰かを評価しすぎてしまったり、正しさを振りかざす空気にしんどさを感じたり……。あの窮屈さの正体ってなんなんだろう、と考え続けてきました。 この本は、そんなモヤモヤをほどく視点がいくつもあって、読みながら何度も姿勢を正された感じがあります。たとえば、子どもを比べないという姿勢は、そのまま大人同士にも当てはまるし、「行動でしか変わらない」という話は、道徳よりもずっと現実的で腹に落ちました。さらに、先生が手を出しすぎると依存を育ててしまうという指摘も、仕事の場での“過保護なマネジメント”を思い出してドキッとします。 結局、学校という閉じた場で起きていることは、社会の縮図なんですよね。自由を与えると人が自分で規制を作り始めるとか、型を守ることが目的化しがちな日本の文化とか、自分も無意識に引きずってきたなと感じました。読むと、「じゃあ自分は何を変えられるんだろう」と静かに考えたくなる本です。 教育に関わっていなくても、組織の空気や人との距離感に疲れている人には特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの15%が集中しています。
読書の順序
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