
コーチングのプロが教える 「また話したい」と思ってもらえる会話術
滝井 いづみ
ごきげんビジネス出版
この本について
人の話を聞いているつもりでも、「ついアドバイスしてしまう」「相手の話を結論に持っていこうとしてしまう」「忙しそうと思われて相談されない」。自分でもやりたくてやっているわけじゃないのに、気づけば会話で余計な力が入ってしまうことってありますよね。僕も部下や友人との会話で、相手のためのつもりが逆に負担になっていたことに後から気づくことが多かったです。 この本が効いたのは、会話を上手くする技術というより、「相手の権利を奪わない」という姿勢を具体的に教えてくれたことでした。相手が自分で気づく権利や、失敗する権利まで含めて尊重するという考え方は、こちらが何か“してあげる”発想とは全く違う視点です。また、言葉そのものよりも声の調子や態度が相手に伝わる割合のほうが圧倒的に大きいという話は、自分がどれだけ“正しい返し”にこだわっていたかを見直すきっかけにもなりました。さらに、相手が話しやすい状態は、こちらの態度や余裕によって大きく左右されるという指摘も、日々の会話で実感が多かったところです。 誰かの話をちゃんと聴きたいのに、つい先回りしてしまう人。気づけば「自分の価値観のフィルター」で相手を見るクセがある人。そんな人にこそじんわり効く本だと思います。
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