
100%得する話し方
新井 慶一
すばる舎 / 2020-07-15
この本について
誰かと話していて、「結局お互い、自分のことしか考えてないよな…」みたいな虚しさを感じることが、僕はよくあります。相手の話を聞いてるつもりでも、心の中では次に何を言うか考えてしまうし、意見を通したいときほど余裕がなくなる。たぶん、同じように悩んでいる人は多いと思います。 この本が効いたのは、話し方のテクニックというより、「相手の目的や価値観をどう受け止めるか」という視点が、かなり具体的に示されていたことでした。例えば、相手の話を9割聞くというのも、我慢ではなく「その人が何を大事にしているか」を拾いにいく作業だと捉えると、聞き方そのものが変わります。また、変化に注目して褒める、知らないふりをして聞く、といった行動レベルの工夫は、実際の会話で試すと相手の表情が変わる瞬間があるので納得感がありました。 もうひとつ刺さったのは、「期待やコントロールを手放す」ときの軽さです。相手をどうにかしようとするより、舞台から降りて話を聞くほうが、結局こちらの心もラクになります。相談を受けたときに結論を与えず、相手の言葉をそのまま返していくやり方も、無理のない距離感で相手を助けられる感覚がありました。 自分の話術を磨きたいというより、「人とちゃんと向き合いたいけど、どう聞けばいいのか分からない」という人には特にしっくりくる本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの14%が集中しています。
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