
日本一稼ぐ弁護士の仕事術
福永活也
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) / 2019-07-12
この本について
忙しいを理由に新しいことを後回しにしたり、肩書にしがみつきたくなる瞬間ってありますよね。表向きは順調に見えても、内心では「このまま続けて大丈夫なんだろうか」とか「結局なにも変わっていない気がする」とか、地味に重たい不安が積もっていくあの感じ。僕もずっと同じところでつまずいてきました。 この本は、そういう“止まっている自分”を少し前に押してくれる力があります。特に響くのは、行動の基準を肩書ではなく経験の増減で捉えているところ。失敗すれば自尊心が削れる気がして慎重になるけれど、著者は「経験は減らない」と言い切るんですね。だからこそ忙しさを言い訳にせず、午前の連絡なら午後に会いに行く、今誘われたら今行く、というスピード重視の姿勢につながっていく。未来の準備より“今”に踏み出す理由が言葉として具体的に落ちてきます。 もう一つ、静かに効いたのは、自信の源を“過去の努力量”に置くという考え方です。結果じゃなくて、自分が積み上げてきた時間が支えになる。これは仕事でも人生でもかなり取り入れやすくて、妙な焦りを減らしてくれました。 肩書に守られたくないけど、リスクを取るのも怖い…そんな揺れの中にいる人にこそ、じわっと刺さる本だと思います。
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