
苦手な人を思い通りに動かす
グレッチェン・ルービン、花塚 恵
日経BP / 2019-07-28
この本について
人付き合いでつまずく時って、「あの人はどうしてああなんだろう」と考えながらも、自分の感じ方が正しいのかすら分からなくなる瞬間がありますよね。相手をどうにか変えたいわけじゃないけれど、せめて関係が少しでも楽になれば…と悩むこと、僕もよくあります。 この本に刺さった人の抜粋を見ると、「人間性の基盤となる特徴の違い」や「魔法の答えは存在しない」という部分が多く保存されていて、たぶん“単純な性格診断で説明しきれないモヤモヤ”に引っかかっているのかなと思いました。ストレングス・ファインダーやMBTIみたいに分類する枠組みは世の中にたくさんあるけれど、現実の人間関係はそんなきれいに整理できないよね、という感覚に寄り添ってくれるのがこの本の良さです。 読んでみて感じたのは、相手を動かすためのテクニック集ではなく、「相手がどう違っていて、自分がどこでつまずいているのか」を具体的に観察するための視点が手に入ることでした。たとえば、自分とは反応パターンが違う相手に対して、前より冷静に距離を取りながら話を聞けたり、同じ言い方でも伝わり方が違う理由が少しだけ分かったり。魔法ではないけれど、日常の摩耗が減る感じがあります。 特に、相手を変えようとする前に「自分と相手の違いをちゃんと見たい人」に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの64%が集中しています。
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