
人間は9タイプ 仕事と対人関係がはかどる人間説明書
坪田信貴
KADOKAWA / 2016-12-31
この本について
人と話していて「なんで伝わらないんだろう」とか、部下や後輩に接するときに自分のやり方を押しつけてしまって後で落ち込む……そんな場面、けっこうありますよね。相手が悪いわけでも、自分が間違っているわけでもないのに、噛み合わない感じだけが残る。僕もずっと同じところでつまずいてきました。 この本が効くのは、「相手が変わらない」ことにイライラする前に、自分の視点の置き方をそっと変えてくれるところです。たとえば、タイプごとに反応の仕方や不安の源が違う前提で相手を見ると、同じ言葉でも響かせ方がまったく変わります。言い方を少し調整するだけで関係がスッと軽くなる感覚があって、これは実際のコミュニケーションの場で役立ちました。もう一つ助かったのは、「やったことがないからできない」という発想は成長を止めるだけだ、と優しく教えてくれる点。相手にも、自分にも、余計なレッテルを貼らなくて済むようになります。 過度に持ち上げたいわけじゃなくて、タイプ分けが“正解”というよりも、日々の人づき合いで迷わなくなるための地図としてちょうどいい距離感なんです。特に「部下や子どもが自分のやり方に合わせてくれない」と感じがちな人には、かなり刺さると思います。 人をふるいにかけるんじゃなくて、取り残さないための見方を持ちたいときに、そっと横に置いておきたい一冊でした。
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