
プロティアン 70歳まで第一線で働き続ける最強のキャリア資本術
田中研之輔
日経BP / 2019-08-09
この本について
最近、「このまま同じ会社にいて大丈夫なんだろうか」「成長している実感がないまま歳だけ重ねている気がする」みたいなモヤモヤを抱えている人、多いと思います。僕も同じで、特に長く同じ環境にいると、自分の名前や仕事ぶりを“みんな知っている”と錯覚してしまい、新しい気づきが減っていく感覚がありました。 この本が効いたのは、キャリアを“結果”ではなく“過程”として捉え直す視点をくれたことです。例えば、自分の専門性を深めつつもそこに居着かない姿勢や、社内だけでなく外に出てゼロからコミュニケーションを積むことが、実は大事な資産形成につながるという考え方。それから、複業を単なる小遣い稼ぎではなく、本業で試せないことを練習する場として扱う姿勢も、妙に腑に落ちました。キャリア資本という枠組みで、自分の“増えているもの/止まっているもの”を見える化できたのも大きかったです。 組織にキャリアを預けるのではなく、自分がオーナーとして育てていく。その当たり前のようで難しい作業を、現実的なレベルにまで落として説明してくれる本です。特に「成長していない気がするけど、転職するほどの確信もない」という人に刺さると思います。 僕自身まだ迷ってばかりですが、この本のおかげで、迷い方が少し前向きになりました。あなたの停滞感にも、少しだけ風を通してくれるはずです。
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