
アスリートは歳を取るほど強くなる:パフォーマンスのピークに関する最新科学
ジェフ・ベルコビッチ and 船越 隆子
この本について
年齢を重ねると、「昔みたいに動けないな…」とか「頑張るほど疲れが抜けない」とか、どこかでブレーキを感じる瞬間が増えてきますよね。気持ちはまだ前に行きたいのに、身体がついてこない感じ。僕自身、無理して数日引きずることが増えてきて、「これってもう衰えなのか」と少し落ち込んでいた時期がありました。 この本を読んで、まず驚いたのは“衰えているのではなく、扱い方を間違えていただけかもしれない”という視点でした。例えば、若い頃のように気合いで押し切るより、強度を上げる日と下げる日をセットで考えるほうがむしろ強くなるとか、ハードな練習のあとは思い切って休むほうが結果につながるとか。感覚では知っていたつもりでも、科学的な裏づけや具体的な例を読むと、変な罪悪感がスッと消えていくんです。また、歳を重ねるほどスキルの習得が合理的になっていく話や、パワーを落とさないための工夫など、「まだ伸びしろってあるんだ」と素直に思える内容が続きます。 全体を通して感じたのは、“年齢と戦う”より“年齢を味方につける”ほうが現実的だということ。無茶をやめるための理由が手に入り、代わりにどう積み上げればいいのかも見えてくる。本書はそんな地に足のついた一冊です。 最近、体力やパフォーマンスに不安を覚え始めたけど、まだもう少し前へ進みたい──そんな人に静かに刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
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