
Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築 改訂3版
大澤 文孝、玉川 憲、片山 暁雄、今井 雄太
日経BP / 2020-02-07
この本について
インフラまわりを触っていると、「なんとなく動いてはいるけど、本当に理解できてるのか…」みたいな感覚がつきまといませんか。特にAWSはサービス同士のつながりが多くて、VPCだのNATだのCIDRだの、用語だけが頭に積み上がっていくあの感じ。自分もずっとそこにモヤモヤしていました。 この本が助かったのは、抽象概念を“実際の挙動”に落とし込んでくれるところです。たとえばデフォルトゲートウェイが0.0.0.0/0とどう結びつくのか、NATが「なぜ片方向だけ許すのか」、CIDR設計をギリギリで切らない理由はどこにあるのか…。こういう部分が現場の感覚に近い解像度で書かれているので、ネットワークの動きを腹の底で理解できるようになってきます。CloudFormationの説明も、単なる“インフラをコード化できます”ではなく、実際にどんなテンプレートがどう展開されるのかまで描いてくれるので、やっと全体像がつながる感じがあります。 インフラの知識がつくと、障害時に「あれ、どこが怪しいんだろう」と闇雲に探す時間が減りますし、アプリ側の判断も前より落ち着いてできるようになります。この本は、派手なノウハウよりも、そういう“土台の強さ”を少しずつ積ませてくれる一冊です。 コードを書いているけれどネットワークがずっと苦手だった人に、特に刺さると思います。
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