
しくじらない飲み方 酒に逃げずに生きるには (集英社ノンフィクション)
斉藤章佳
この本について
飲みの席って、嫌いじゃないのに、どこかで「このままズルズルいくのは怖いな…」みたいな不安がよぎるときがあります。強いお酒を無意識に選んでいたり、理由もないのに飲みたくなったり。周りは普通に楽しんでいるのに、自分だけ線引きがうまくできない感じ。僕自身もずっとそのモヤモヤを抱えていました。 この本のよかったところは、「意志が弱いから飲む」のような単純な話にせず、今の日本の飲酒環境や、知らないうちに身についた“飲みに行きがちな思考”を丁寧に説明してくれるところです。ストロング系チューハイのように“飲みやすそうな顔をした強い酒”が生活圏に溶け込んでいることや、家族関係や働き方の影響で、酒への距離感が崩れやすいことなど、言われてみれば思い当たる点がいくつもありました。特に「なぜ飲んだのか」ではなく「なぜ飲む必要があったのか」という視点は、自分のクセを客観的に見直すきっかけになります。 ものすごく劇的な変化を約束してくれる本ではありませんが、飲む量をコントロールしたい人や、酒との付き合い方を一度落ち着いて考えたい人には、しっかり役立つと思います。背景を知ることで、自分の飲み方に対してちょっと距離を置けるようになる一冊です。 特に、最近「飲む理由がよくわからないまま飲んでしまう」人に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの31%が集中しています。
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