
ルイ・ボナパルトのブリュメール18日 (講談社学術文庫)
カール・マルクス and 丘沢静也
講談社 / 2020-04-10
この本について
仕事でも社会のことでも、「自分で選んだわけじゃない状況の中で動くしかないんだよな…」という感覚が続くと、どうしても考えが行き詰まります。何を基準に判断すればいいのかも曖昧で、ただ流されているように見える瞬間があると思います。僕自身、このモヤモヤが強くなったときに、この本を読み直しました。 『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』は、19世紀フランスの政治劇を扱っている本ですが、抜粋の通り「人は選んだわけでもない状況のなかで歴史をつくる」という視点が、今の生活にもそのまま効いてきます。与えられた条件を嘆くのではなく、「状況そのものもまた人が積み重ねてきたものなんだ」と理解すると、自分の立ち位置の見え方が変わります。また、新しい言語を身につける話の比喩が示すように、古い枠組みに無意識に引き戻される自分とも向き合いやすくなります。 さらに、議会と大統領の関係や、階級が自ら権力構造を強化してしまう様子など、政治の世界で起きていることが「遠い話」ではなく、組織の意思決定や職場の力学にそのまま重なって見えてきます。自分がどんな前提のなかで判断しているのか、少し距離を置けるようになる本です。 「状況に振り回されている気がして、一歩引いて全体を見たい人」に特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの28%が集中しています。
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