
危うい国・日本
百田尚樹、江崎道朗
ワック / 2020-04
この本について
最近、ニュースを見ても歴史の話を聞いても、何が本当で何が思い込みなのか分からなくなることがあります。自分の中にぼんやりした不安だけが残って、でもそれを言語化できないまま過ごしてしまう。僕も同じでした。 『危うい国・日本』は、そのモヤモヤを一度、歴史の流れの中に置き直してくれる本でした。たとえば、戦後の教育や政治がどんな背景で形づくられたのか、あるいはアメリカや中国、韓国との関係がどんな経緯で今に続いているのか。そこを丁寧に追っていくと、今の日本の議論がどこで噛み合わなくなっているのかが少し見えてきます。読者の方が保存していた抜粋を見る限り、「背景を知らないまま表面的な議論だけが進むこと」への違和感に刺さっているのだと思います。 個人的に効いたのは、政治家や国際社会の動きを“当時の事情ごと”理解できるところと、日本の制度がどう変わり、どこに歪みが残ったのかを冷静に捉えられるところです。派手な主張というより、点在していた知識が一本の線につながる感覚に近いです。 今の空気感にどこか説明しづらい不整合を抱えている人、そして「今の日本はどうしてこうなっているのか」を自分の言葉で考えたい人には特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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