
ソーシャルメディアと経済戦争 (扶桑社BOOKS新書)
深田 萌絵
扶桑社 (発売) / 2021-04
この本について
最近、「日本ってこのままで大丈夫なんだろうか…」というモヤモヤを抱える人と話すことが増えました。ニュースを追っても断片的で、何が背景で起きているのか自分の中でつながらないまま不安だけが残る、あの感じです。僕自身、同じところで立ち止まっていました。 この本は、そういうモヤモヤに対して整理の取っかかりをくれる一冊でした。国際政治や企業買収といった大きな話が並んでいますが、読んでみると「なぜ日本の重要産業が静かに弱っていったのか」「海外勢はどんなルートで日本に入り込んでいるのか」など、自分がうまく言語化できなかった違和感の正体が少しずつ形になっていきます。特に、台湾・中国・日本の産業構造の関係性や、中小企業がなぜ疲弊していくのか、といった部分は日常の仕事の実感とも重なりやすかったです。 もちろん、この本の語り口には強い主張もありますし、すべてを鵜呑みにする必要はありません。ただ、「自分が見ている世界の裏側で何が動いているのか」を考えるきっかけにはなると思います。特に、経済安全保障まわりの動きに漠然とした不安を持っている人には刺さるはずです。 大げさに構えず、「今の日本で起きていることを自分の頭で整理したい」という人に向いている本でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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