
図解 ワイン一年生 2時間目 チーズの授業
小久保尊、山田コロ
サンクチュアリ出版 / 2020-07-08
この本について
チーズって好きなんだけど、種類が多すぎて結局いつも同じのを買ってしまう…とか、ワインとの組み合わせは気になるけど正解が分からず避けてしまう…みたいなモヤモヤ、けっこう共通だと思います。僕もずっと「おいしいけど難しい世界」だと思い込んでいました。 この本がおもしろいのは、難しさを削ぎ落とすというより、「知らなかった仕組み」をそっと手渡してくれるところです。たとえば AOP や DOP のマークを知るだけで、そのチーズの背景が一気につかみやすくなるし、乳脂肪分の表示を理解すると、クリーミーさの理由が数字から読めるようになる。ワインとの組み合わせも、特別な知識じゃなくて“味のバランス”という具体的な感覚で考えられるようになるので、選ぶ時間がちょっと楽しくなります。 個人的にいちばん刺さったのは、「抵抗の先にこそ、おもしろい世界があるのかもしれない」という視点でした。青カビやウォッシュを避けてきた理由が、単に“知らなかっただけ”だったんだなと。皮を食べるかどうかの判断や、食べごろの期間みたいな細かい話も、知ることで日常の選択が軽くなる感覚があります。 チーズ売り場の前でいつも足が止まる人、あるいは「ちょっと挑戦したいけど勇気が出ない」という人には、特にすっと入ってくる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの56%が集中しています。
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