
合本 八咫烏シリーズ 第一部【新カバー版】 (文春e-Books)
阿部 智里
文藝春秋
この本について
仕事でも家庭でも、人と話しているのに「本音がどこにあるのか分からないな」と感じることが増えていませんか。表面上は笑顔でも、内側では別の温度が流れているような場面に出くわすと、自分の読み取り方に自信がなくなるというか、距離のとり方が分からなくなることがあります。僕も同じで、丁寧に会話しているつもりなのに、相手の一瞬の間や、言いかけて飲み込まれた言葉がずっと頭に残ってしまうんですよね。 八咫烏シリーズの第一部を読んでいて強く感じたのは、まさにそういう“見えにくい揺れ”が物語の随所に描かれていることでした。表面だけ困った顔をして頭を振る人物や、おずおずと切り出されるひと言。派手な台詞ではなく、小さな挙動の差で関係性が変わっていく世界だからこそ、自分の生活でも「相手の沈黙の温度に気づく」という視点が少し磨かれる感覚がありました。また、当主の奥方のように、強く出られない立場の人が勇気を出して声を上げる瞬間が丁寧に描かれているので、誰かの言葉の奥にある逡巡を想像するクセがつきます。 物語の舞台は山に住まう一族の閉ざされた社会で、設定だけ見ると架空の遠い世界ですが、人が抱える迷いや配慮の方向性はむしろ身近です。自分の生活で見落としていた“小さな違和感”の読み方をそっと教えてくれる感覚があり、無理なく人間関係の立ち位置を考えられるようになると思います。静かな人間模様が好きな人には刺さるはずです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの50%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要





