
新・メディアの教科書2020 (宣伝会議2020年5月号別冊)
宣伝会議編集部
この本について
広告やメディアの仕事をしていると、「運用は回しているけれど、これって本当に前に進んでるのか…?」みたいなモヤモヤがつきまといますよね。私も同じで、特に数字だけ追っていると、判断の軸がどんどん細くなっていく感覚があります。 この本は、そういう行き詰まりを少し広げてくれる一冊でした。たとえば、広告は運用だけでなくプランニングが鍵になるという話。配信フローを整える以上に、そもそも何を届けるべきかを考える重要性を思い出させてくれます。また、奈良新聞のように、紙とデジタルをきっぱり分けて定額制に踏み切るケースは、地方メディアがどう生き残るかを自分ごととして考えるきっかけになります。さらに、アドベリフィケーションの実例は、現場のリアルなリスク管理にそのまま持ち帰れる内容で、数字の裏側を見る感覚が養われると思います。 個人的に刺さったのは、テキサス・トリビューンの話で、地元紙の役割をオンラインで再構築し、寄付やイベントで成り立たせている点です。メディアの価値は「広告以外にも作れる」と知るだけで、日々の判断に余白が生まれます。 今のやり方に薄い違和感がある人や、広告・メディアの“前提”を一度整理したい人には特に合うはずです。自分の仕事の位置づけを、少し広い地図で見直したいときに手元に置いておきたい本でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
読書の順序
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