
それ、なんで流行ってるの? 隠れたニーズを見つけるインサイト思考
原田曜平
この本について
仕事でも企画でも、相手に届くと思って作ったものが「何か違う」と流れていくことってありますよね。自分なりに論理を積んで考えているつもりなのに、なぜか人の心に引っかからない。僕もずっとこの感覚に悩んでいました。 この本が効いたのは、表向きのニーズではなく、人が口にしづらい本音や欲望にこそ“ツボ”がある、という当たり前だけど見落としがちな視点をかなり具体的に示してくれたところです。トランプ支持の話や「保育園落ちた日本死ね」が広がった背景など、一見政治の話に見える例が、実は「そう、それ!」の構造を理解する手がかりとしてすごく腑に落ちました。誰かが代弁してくれたときに一気に流れが変わるあの瞬間が、どんな仕事にも関係してくるんだと気づかされます。 もうひとつ響いたのは、「売り手の作りたいもの」と「相手が本当は欲しがっているもの」がズレていると、どれだけ表現を工夫しても刺さらない、という厳しい現実です。技術やセンスより前に、“相手の見えない欲望”を丁寧に掘り起こす必要がある。ここを外すと全部が空回りする、という感覚は、企画職やマーケ職じゃなくても思い当たる人が多いはずです。 派手な成功法則の本ではなく、目の前の人の「そう、それ!」に近づくための思考の土台を整えてくれる一冊でした。企画やものづくりで「なぜ伝わらないんだろう」と感じている人には強く刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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