あなたの「弱み」を売りなさい。 戦わずに売る 新しいブランド戦略 (ディスカヴァー携書)

あなたの「弱み」を売りなさい。 戦わずに売る 新しいブランド戦略 (ディスカヴァー携書)

川上徹也

累計読者数10
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star総合評価 46/100
start序盤集中型

この本について

商品そのものの良さには自信があるのに、値段勝負に巻き込まれたり、思ったほど選ばれなかったり…。小さなお店や個人でやっている人ほど、このジレンマにぶつかることが多い気がします。僕自身も「スペックで説明すれば伝わるはず」と思い込んで空回りしたことが何度もあります。 この本が効くのは、「商品を磨くこと」と「選ばれること」が必ずしも同じではない、という視点を丁寧に見せてくれるところです。たとえば、人は理屈よりも“志”や“物語”に動かされるという話。弱みや欠落を含めた自分たちのストーリーを見える形にすると、そこに共感が集まっていく流れがとても具体的に描かれています。また、期待値の超え方も、スペックではなく些細な体験のほうが効くという指摘は、実際の現場でもすぐ試せる感覚に落ちてきます。さらに、値下げの誘惑にどう距離を置くかや、「商品以外の何か」をどう設定するかなど、弱者側が生き残るための現実的な工夫が多いのも助かります。 結局のところ、この本は「弱みを隠すより、そのまま物語に組み込んだほうが人は動く」ということを、事例と一緒にそっと背中を押すように教えてくれます。派手な成功論というより、地に足のついたブランディングを作りたい人に向いています。特に、価格競争に疲れた個人店やスモールビジネスの人には、かなり刺さると思います。

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