
なぜネギ1本が1万円で売れるのか? (講談社+α新書)
清水寅
講談社 / 2020-10-22
この本について
仕事でも副業でも、「ちゃんと価値を出してるはずなのに、価格だけ上げられない」という悩みってありますよね。努力はしているのに、相場に引っ張られたり、交渉で押し切られたり、結局“自分の力ではどうにもならない壁”にぶつかる感じ。僕もそこに長くモヤモヤしていました。 この本を読んで刺さったのは、「価値を上げる」と「価値が伝わる場所で売る」はまったく別の話だという視点です。著者がやったことは、奇跡のネギを作ったわけではなく、購買力の強い市場にどう乗せるかを徹底的に考えたこと。たとえば、ほんの10本の超高級ネギを作ることで、残り200万本の価格まで底上げされた話は、単に“高級品を作る”という発想ではなく、「基準点そのものを作り直す」という行動の話なんですよね。 さらに、売り手側の取り分や物流の構造を理解したうえで、どれだけ作り、どこに届けるかを逆算しているところも現実的で、個人の仕事にも置き換えやすいです。力技ではなく、土壌のpHを変えるように環境側を整える発想は、価格や評価に悩む人ほどしっくりくると思います。 「自分の価値を“適切に伝わる場所”に置けていない気がする人」に静かに効く一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
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