
ビビりの起業法
中村裕昭
総合法令出版 / 2020-05-08
この本について
起業の情報って山ほどあるのに、実際に手を動かし始めた瞬間に、一気に視界が狭くなることありませんか。商品づくりに力が入りすぎてお客さんの反応を見忘れたり、ちょっと売れた途端に財布の紐がゆるんだり、間違ってるかもしれないと薄々感じてるのに引き返せないまま突っ走ってしまったり。僕自身も何度もやらかしてきたので、このあたりの焦りは本当に人ごとじゃないです。 『ビビりの起業法』が効くのは、この「思い込みで道を細くしてしまう」感じをゆるめてくれるところでした。著者が一貫して言っているのは、自分の感情や主観を判断材料にしないこと。売れるかどうかはお客さんの反応にしか答えがないから、まずは小さく試して、すぐに結果を見る。そのサイクルを淡々と回すだけで、無駄なギャンブルをしなくて済むようになります。もう一つ響いたのは、お金の流れを正しく扱うだけで大きな事故を避けられるという視点です。能力とか才能より、見栄や欲でズレたお金の使い方をしないほうがよっぽど大事なんだと素直に思えました。 派手なノウハウ本ではないですが、「商品ありき」で考えて自分を追い込んでしまうタイプの人や、「これで合ってるのか?」と常にビクビクしながら進んでいる人には、かなり現実的な助けになる一冊だと思います。僕と同じように慎重派の人にこそ、ちょうどいい距離感で読める本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの30%が集中しています。
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