
超解読! はじめてのヘーゲル『法の哲学』 (講談社現代新書)
竹田青嗣 and 西研
講談社 / 2020-12-16
この本について
政治や社会の話になると、「民主主義って本当にうまく機能しているのか」「今の制度をどう扱えばいいのか」と、うっすらモヤモヤすることがあります。ニュースの話題も、価値観の対立も、結局どこに立てばいいのか分からないまま流れていく感じがあるんですよね。僕自身、その混乱を整理する手がかりをずっと探していました。 この本は、今の制度を“どうあるべきか”ではなく、“そもそも何のために存在しているのか”という根っこから考え直す視点をくれました。たとえば、自由な社会を支える前提としての「社会契約」という発想や、法があるのは誰かを縛るためではなく「各人の自由が矛盾せずに実現されるため」という説明は、抽象に見えて実はかなり実務的です。また、ヘーゲルが単なる国家礼賛者ではなく、「自由な市民国家をどう正当化するか」を真剣に考えた思想家として読めるようになると、歴史的な議論の見え方も変わってきます。制度を批判するだけでは前に進まない理由が、少し腑に落ちました。 いまの社会のざらつきや不安を、自分の頭で丁寧に扱いたい人に刺さる一冊です。抽象議論に見えて、人間の「承認されたい」という欲望まで通して話がつながるので、社会哲学が初めてでも意外と腹に落ちます。
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの36%が集中しています。
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