
クラウド時代のネットワーク入門 要素技術、設計運用の基本、ネットワークパターン
大喜多 利哉
翔泳社 / 2021-02-08
この本について
ネットワークまわりの話って、日常的に触れているはずなのに、いざ仕組みを説明しようとすると急に霧がかかる感じがありませんか。ルーターとL3スイッチの違いとか、HTTPSがどう安全なのかとか、Cookieとセッションの関係とか…。自分も業務でなんとなく分かった気になっていた部分が多くて、ずっと引っかかっていました。 この本は、その曖昧な部分をひとつずつ地に足つけて説明してくれるところが助かりました。例えば、IDSとIPSの違いを「検知・通知・防御」という整理で捉え直せたことで、セキュリティ製品を選ぶときの観点がクリアになりましたし、セッションIDとCookieの役割をきちんと理解できたことで、Webの挙動の読み解きがだいぶ楽になりました。パケット交換の話も、仕組みとして知っていたつもりでしたが、ヘッダとペイロードのイメージが掴めると、ログを見るときの着眼点が変わってきます。 技術書ではありますが、「インターネットってそもそもどうつながっているんだっけ」という素朴なところから丁寧に拾ってくれるので、置き去りにされる感じがありません。特に、断片的に学んできて全体像だけがぼんやりしている人にはしっくりくると思います。 自分と同じように、クラウド時代のネットワークを「概念レベルで知っている」からもう一段深く進みたい人には、かなり刺さる一冊です。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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