
色気力 (集英社文庫)
干場義雅
集英社 / 2020-11-25
この本について
最近、仕事でも私生活でも「なんか自分が薄くなってきた気がする」と感じる瞬間が増えました。忙しさに押されて、なんのために動いているのかも曖昧になって、気づけば目の前の作業をこなすだけになってしまう。そんな時に、この本にある“肝を意識する”という感覚がじわっと効きました。会議でも身支度でも、「そもそも何を大事にしたいのか」を一度思い出すだけで、行動の質が変わるんですよね。 干場さんの語る“色気”は、雰囲気づくりや外見だけの話ではなく、自分の時間をどう使うかとか、仲間にどう向き合うかといった、ごく生活に近いところに置かれています。仲間から信頼されるための立ち居振る舞いや、鏡を使って自分を客観視し続ける姿勢も、読んでいて「できる・できない」ではなく、「こういう積み重ねが人を魅力的にするのか」と腑に落ちる感じがありました。 派手さではなく、素材としての自分をどう整えるか。今この瞬間をどう大事にするか。そのあたりにモヤモヤを抱えている人には、静かに効いてくる本です。特に、仕事でも人間関係でも「もっと誠実に、でも軽やかに進みたい」と思っている人には、何かひとつ持ち帰れるはずです。
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