
日本でいちばん大切にしたい会社
坂本光司
あさ出版
この本について
仕事でも組織づくりでも、「うちの状況じゃ無理なんだよな…」「環境が悪いせいで成果が出ない」とつい外側に理由を置きたくなる瞬間ってありますよね。自分もそういう時期が長くて、何をどう改善すればいいのか見失いがちでした。 『日本でいちばん大切にしたい会社』は、そんな“外に原因を置きたくなる癖”をやさしくひっくり返してくれる本でした。特に、景気や立地、規模を言い訳にしない企業が実際にどうやって日々の仕事を積み上げているのか、具体例が多くて腹に落ちやすいです。「景気は与えられるものではなく、自分たちで創るもの」という言葉は、仕事の行き詰まりをそのまま放置していた自分の背中を軽く押してくれました。 もう一つ印象に残ったのは、「誰を幸せにする会社でありたいのか」という問いです。社員とその家族、外注先、顧客、地域社会…順番に向き合っていくと、普段の意思決定が少しずつ変わります。派手な改革ではなくても、今日の会議での言い方や、目の前の取引先への態度が変わっていく感じです。無理な成長を追わない姿勢も、プレッシャーに飲まれがちな自分にはちょうどよかったです。 環境のせいにしがちだけど、なんとか前に進みたいと思っている人に刺さる一冊だと思います。自分の働き方や職場との関わり方を、もう少し長い目で見直したくなる本でした。
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