
これだけでいい男の服
干場 義雅
ダイヤモンド社 / 2021-07-14
この本について
「何を着れば正解なのか、結局よくわからないまま毎朝クローゼットの前で止まってしまう」。僕も長いあいだそんな感じで、スーツの日は無難にまとまっている気がするのに、カジュアルになると一気に迷子になったり、写真を見返して「なんか違うな…」と落ち込んだりしていました。 この本が効いたのは、派手さやセンス以前に“普通に見えること”を軸に置いてくれたところです。たとえばネイビースーツや白シャツみたいに、10年前のものでも成立する服だけで土台を作るという考え方。服を足すのではなく減らすことで、自分の体型や雰囲気がむしろよく見えるという感覚も腑に落ちました。さらに、季節や移動距離、雨の日など、TPOを細かく分けて素材を変える視点は、服選びの迷いをそのまま行動に変えてくれます。 もう一つよかったのは、「好きな服」と「似合う服」を別軸で捉える話。写真で自分を客観視するのは少し怖いけれど、やってみると本当にズレが見えて、買い物の失敗が減りました。結局、洋服より自分が主役になるように整えるだけで、信頼感や清潔感ってこんなに変わるんだなと実感します。 無理におしゃれを目指したいわけじゃなく、「とりあえず間違えたくない」「余計な服選びのストレスを減らしたい」という人に静かに刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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