
僕は君の「熱」に投資しよう――ベンチャーキャピタリストが挑発する7日間の特別講義
佐俣 アンリ
この本について
最近、努力しているはずなのに「自分は前に進めているのか?」と不安になることが多い人、けっこういると思います。周りが成果を出していると、なおさら焦りが増えるし、挑戦したい気持ちと、踏み出せない気持ちが混ざってぐちゃぐちゃになる。僕自身もそこで何度も止まってきました。 この本は、そういう迷いを強引にポジティブにねじ伏せる類の本ではありません。むしろ、起業家たちがどれだけ迷い、折れ、嫉妬し、また立ち上がっていくのかを、生々しいスケールで見せてくる。その中で「成長しない事業は潰してもいい」「成功は1回の打席で起こるものじゃない」という視点を渡してくれるのが効きました。何かを続けるときの“変なプライド”が少し溶ける感じがあります。 もうひとつ、読者がよく保存していた部分に共通しているのは、「人を見る」という話です。与信は経歴じゃなく、日々の行動に宿る。支援する側にも、ご機嫌でいる責任がある。自発性がなければ会社は動かない。こういう“地に足のついたリアル”が、やたらと胸に残ります。熱とか才能とか言いつつ、結局は生活の延長で積んだ行動しか信用できない、という感覚が腑に落ちました。 挑戦したいけど、いまの自分が“何者でもない感じ”に悩む人にとって、これは変な勇気づけではなく、現実を生きるための視野をひとつ増やしてくれる本です。自分がどこで止まっているのか、静かに見直したいときにちょうどいいと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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