
STARTUP 優れた起業家は何を考え、どう行動したか (NewsPicksパブリッシング)
堀新一郎, 琴坂将広, and 井上大智
ニューズピックス / 2020-05-27
この本について
起業や新規事業の話って、気づくと自分の頭の中だけで考え込んでしまいがちですよね。ユーザーのことを知ったつもりになって、数字の裏付けも弱いまま突っ走ってしまう…僕も何度かそのパターンで痛い思いをしました。そんなときに、この本の抜粋にある「実在する一人のユーザーを思い浮かべる」という視点がやけに刺さったんです。 この本が効くのは、派手な戦略よりも「目の前の現実」をどう見るかに徹底しているところです。まず、課題の見極め方がとても地に足がついています。国のレポートを読むとか、先行事例を解体して理解するとか、泥臭い情報収集が結局いちばん大事だと繰り返し語られていて、理想論ではなく現実的な行動に落ちる。さらに、ユーザーの行動を基準に判断する姿勢が徹底されていて、ヒアリングより実際に使ってもらうこと、深く聞き込むことなど、抽象的な「顧客理解」では終わらないところも良いです。 そして、会社づくりの話も意外と刺さりました。バリューを自然に刷り込ませる仕掛けや、週30分の対話の重要性など、組織が壊れるリアルな理由が具体的に書かれています。プロダクトと会社の役割が逆転したときの失敗談も、妙に胸に残りました。 アイデアに迷っている人よりも、「もう動いているけど、何を基準に判断すればいいのか揺らぎ始めている人」に特に刺さる本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
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