
リクルートの すごい構“創”力 アイデアを事業に仕上げる9メソッド (日本経済新聞出版)
杉田浩章
日本経済新聞出版社 / 2017-05
この本について
新規事業に関わると、「結局どこを見ればいいんだろう」「このアイデア、本当に世の中で通用するのか…」みたいなモヤモヤが常につきまといます。自分も同じで、机上の企画だけが増えていく時期がありました。そんなときに、この本の“現場での視点の動かし方”がけっこう効きました。 特に刺さったのは、まず「不をどう見極めるか」を徹底しているところです。ユーザーの不便だけでなく、業界構造やお金の流れのどこにひずみがあるのかまで見にいく姿勢が、企画の解像度を一気に上げてくれます。それに加えて、価値KPIの探し方がかなり実務的で、数字を追うというより“なぜ”を詰めるための道具としてKPIを使う感覚がつかめました。さらに、ぐるぐる図の部分は、部署をまたいだやり取りの遅さに悩んでいた自分には救いで、営業や企画、デザインが横に連動しながら仮説を磨いていくプロセスがイメージしやすくなりました。 派手な成功物語ではなく、普通の社員がどうやってアイデアを形にしていくのかが淡々と書かれているので、変に気負わず読めます。アイデアを「思いつきのまま終わらせたくない人」にとって、次の打ち手を考えるときの地図代わりになってくれる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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