
はじめての事業計画のつくり方 21世紀スキル
吉本貴志 and 伊藤公健
ビジネス教育出版社 / 2022-09-09
この本について
事業のアイデアを考えるたびに、「これって結局どこまで具体化すればいいんだろう…」と手が止まることがよくあります。数字をどう扱えばいいかも曖昧で、上司に説明するときにどこまで突っ込まれるか不安になる。自分もずっとそこをふわっとさせたまま動いてしまい、後から軌道修正に苦しむことが多かったです。 この本がよかったのは、その曖昧さを“現実的に扱えるレベル”へ落としてくれるところでした。たとえばKPIを結果とアクションに分けて考える話。訪問件数やディテールのように「自分がコントロールできる指標だけを見る」という考え方を知ると、日々の行動にどれを置けば迷走しにくいかが見えてきます。市場分析も、いきなり市場規模を計算するのではなく、「そこそこニーズがありそう」という定性から入ればいいという説明があり、肩の力が抜けました。また、上司や関係者に説明するときに、固いシナリオと夢のあるシナリオを両方用意する、という現場寄りのアドバイスもかなり実用的でした。 思いつきを「ビジネスっぽく」見せるのではなく、どこを分解すれば動かせる形になるのか。その感覚を掴みたい人にはちょうどいい本だと思います。アイデアと現実のあいだでいつも迷うタイプの人に刺さります。
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