
マッキンゼー ホッケースティック戦略―成長戦略の策定と実行
クリス・ブラッドリー, マーティン・ハート, スヴェン・シュミット, 野崎 大輔, and アンドレ・アンドニアン
東洋経済新報社 / 2019-10-25
この本について
戦略を考える場って、気づけば「今年と同じことを、もう少しだけ頑張る」みたいな空気に引き寄せられがちですよね。数字も議論も一見ロジカルなのに、どこか腹落ちしないまま計画だけが綺麗に仕上がる。僕自身、会議室の空気に流されて、本質的な問いを置き去りにしたまま合意してしまったことが何度もあります。 この本が効くのは、そういう“ズレ”を丁寧に言語化してくれるところです。社内政治で事実がねじれやすい理由を示しつつ、「外の視点で自社を見直すと、そもそも何が強みなのか?」という問いに戻してくれる。さらに、業界平均を25%上回るような“しきい値”の話が出てくるので、どこまで踏み込めば戦略が動き出すのかがかなり具体的に見えるんです。計画づくりではなく選択肢づくりに発想を切り替える感じが、個人的には一番刺さりました。 特に、気づけば無難な改善案に落ち着いてしまう人や、「うちの会社の状況は特殊だから」と思いがちな人には、すごく現実的なヒントになるはずです。戦略は立派な資料よりも、まず一歩踏み出せるかどうか。その当たり前を、わかっているつもりで見落としていたなと感じました。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの27%が集中しています。
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