
ブランド論
デービッド・アーカー and 阿久津 聡
ダイヤモンド社 / 2015-02-09
この本について
仕事でブランドづくりに関わっていると、「結局うちの強みって何なんだろう」とか「機能の話ばかりしてるけど、本当にそれで伝わるのか?」みたいなモヤモヤにぶつかることが多いと思います。自分もプロジェクトのたびに迷子になりがちで、この本に助けられました。 読んで一番効いたのは、顧客が合理的に意思決定しているとは限らない、という当たり前のようで忘れがちな視点です。スペックを磨けば選ばれるはずなのに、なぜか響かない。その理由が「情緒的な便益」や「ブランドが持つ人間味」にあると知ってから、商品の見せ方を変えられるようになりました。もう一つ、組織そのものが競合に真似できない資産になるという話も、現場感覚として腹落ちします。チームの文化や積み重ねまで含めてブランドなんだと考えると、表面的な比較から少し解放されます。 そして何より、「どんなサブカテゴリーを取りにいくのか」という問いが、目的地点のないブランドづくりから抜け出す助けになりました。スペック競争よりも前に、そもそもどの舞台で戦うのかを決めることの重要性を教えてくれます。 プロダクトやサービスの魅せ方に行き詰まり、「機能以外の言葉を持てていない」と感じている人に刺さる本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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