
幸せな会社の作り方 SDGs時代のウェルビーイング経営の教科書 (扶桑社BOOKS)
本田 幸大
扶桑社 / 2021-02-16
この本について
経営していると、「社員の幸せってどこまで考えるべきなんだろう」と手が止まる瞬間がけっこうあります。給与を払っていれば最低限の役割は果たしているはずなのに、現場を見ていると、どうもそれだけではうまく回らない。成長のきっかけや働く意味まで、どこまで関わるべきか迷うあの感じです。 この本が刺さるのは、そうした迷いを“精神論ではなく、具体的な土台”に落としてくれるところでした。たとえば、幸せを「経済」「健康」「人間関係」の三つに分けて捉える考え方は、会社で起きている問題を整理するときにすごく使いやすいです。どこが欠けているのかが見えると、やるべきことが急にシンプルになる。さらに、幸せは身体・精神・社会性の三つが絡み合って成り立つという視点も、社員との関わり方を考え直すきっかけになります。「与えることから始まる」という一文も、経営者としての立ち振る舞いを見直す後押しになりました。 経営を“数字の結果”だけで見ていると、どうしても行き詰まる瞬間があります。そんなときに、この本は会社と人をひとつの「環境」として見直すための整理整頓を手伝ってくれます。特に、「社員にどう接すればいいのか迷うことが増えてきた人」にしっくりくると思います。
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