
経営学のための統計学・データ分析
久保 克行
東洋経済新報社 / 2021-04-16
この本について
仕事で「それっぽい分析」をしているけれど、いざ説明しようとすると根拠がグラつく……そんなモヤモヤ、僕もずっと抱えていました。数字は見ているはずなのに、自分の主張をどこまで信じていいのか分からない。論理の骨格がないまま、なんとなく雰囲気で判断してしまう場面ってありますよね。 この本を読んでまず効いたのは、「主張とは根拠とセットで初めて成立する」という当たり前のようで見落としがちな視点でした。論文の世界の話に見えて、実は日々の仕事のレポートや上司への説明にもそのままつながるんですよね。さらに、平均値±1.96×標準偏差の範囲に95%が収まる、というような基礎的な考え方が、データを見るときの“足場”としてすごく役に立ちました。感覚ではなく、確率で物事を捉えると曖昧さが減って、判断がいくらかラクになる感覚があります。 全体としてこの本は、難しい理論を振りかざすというより、「根拠をどう扱えばいいのか」を具体的な例で丁寧に整えてくれる一冊でした。統計が苦手でも、仕事で数字と向き合わざるを得ない人にはちょうどいい距離感だと思います。 特に、データに振り回されずに“説明できる判断”をしたい人には刺さるはずです。
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの50%が集中しています。
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