
自律型組織をつくるマネジメント変革
菊池裕太
現代書林 / 2021-07
この本について
マネージャーをやっていると、「結局いまの1on1って意味あるのかな…」「目標設定も形だけになっていて、本人の成長につながっている気がしない」といったモヤモヤがつきまといます。自分もずっと同じ悩みを抱えていて、何度やり方を変えてもしっくり来ない時期が長かったです。 この本が役に立ったのは、抽象論ではなく“現場で何が起きているか”に即して、マネジメントのサイクルをどんな粒度で回せばいいのかがわかるところでした。例えば、OKRやSMARTといった目標の型が「なぜ」効くのかを企業との紐づけで説明してくれたり、1on1では業務の進捗だけでなく、キャリアやプライベートの話をどう扱うかまで踏み込んでくれたりします。特に、メンティ主体で進めるための具体的な問いや、SBIモデルでフィードバックを組み立てる流れは、そのまま明日の面談で試せる実用度でした。 もう一つ良かったのは、「マネージャーが全部抱え込みすぎている」という前提をやさしくほどいてくれる点です。伴走とは何か、どこまで支援すべきか、そしてどこから先は本人のキャリア開発に委ねるのか。これを明確に線引きしてくれるだけで、変な義務感が減り、対話そのものが楽になります。 チームの成果よりも、まず「一人ひとりの成功にどう向き合うか」で悩んでいる人には特に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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