
実践!1on1ミーティング (日経文庫)
本田賢広
日経BP / 2021-03-17
この本について
部下との1on1、形だけ続けているけれど「結局、何を話せばいいんだろう」となってしまうこと、よくあると思います。僕もそうで、質問を準備してみても、相手が構えてしまって空回りしたり、逆にこちらの“正解探し”を押しつけてしまったり。やればやるほど「これって意味あるのかな」と迷っていました。 この本が役に立ったのは、1on1を“技術”ではなく“関係づくり”から捉え直せたことでした。心理的安全性が整っていない段階では、どんな良い質問も機能しないという話は、思い当たる節が多すぎて苦笑いしましたし、「上司が本音を先に開示するから、部下も本音になる」という流れは、自分のやり方を根本から見直すきっかけになりました。また、コーチングとは答えを与えることではなく、相手がまだ持っていない“新しい自問”を渡すことだという説明も、1on1の目的をかなり具体的にしてくれます。 さらに印象的だったのは、“縦の関係ではなく横の関係”で支援するという姿勢です。論理で動かすのではなく、「楽しいからやりたい」というエネルギーを引き出す。こう考えると、1on1は管理の時間ではなく、相手が自分の足で歩けるようになるための準備なんだなと腹落ちしました。 マネジメントの「正解」を探すより、目の前のメンバーと丁寧に向き合いたい人に届く本です。僕のように、1on1が負担になっていた人ほど、視点が軽くなると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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