
メタバースとWeb3
國光 宏尚
インプレス (発売) / 2022-03
この本について
新しい技術の話を聞くたびに「結局どこまで本気で向き合えばいいんだろう」と迷うことが多いんですよね。自分の仕事にどう影響するのかも読みにくいし、未来を語る人の熱量についていけないときもある。でも放っておくと、気づいた頃には大きな流れになっていたりする。その不安と距離感、よく分かります。 『メタバースとWeb3』を読んで救われたのは、「夢物語に酔わなくていい」と教えてくれたところでした。著者は、未来は予想するものではなく自分たちでつくるものだと語りつつ、そのために必要な視点を具体的に見せてくれます。例えば、メタバースの本質を「そこにいる感覚」と切り取ったり、Web3で重要になるのは技術そのものよりも、トークンを使ったインセンティブ設計だと整理してくれたり。抽象論ではなく、現実の延長線で未来を考える手がかりが多いんです。 個人的に響いたのは、新規事業の成功要因として最も大きいのは「タイミング」だという話。これを知ってから、技術に飛びつくのではなく「今どの段階にいるのか」を見る癖がつきました。また、DAOの説明も身近で、熱狂よりも「実際にどう成り立っているか」を淡々と描いてくれるので、構造として腹落ちします。 今の延長で未来を考えたい人、技術トレンドの“熱量”と距離を取りながらも置いていかれたくはない人に刺さる本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの27%が集中しています。
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