
Web3とは何か~NFT、ブロックチェーン、メタバース~ (光文社新書)
岡嶋 裕史
この本について
Web3まわりの話って、聞けば聞くほど「どこまでが現実で、どこからが幻想なのか」がわかりにくくて、モヤっとしませんか。自分もブロックチェーンが万能っぽく扱われる空気に引っかかりつつ、でもちゃんと理解したい気持ちだけはある…そんな状態でこの本を読みました。 救いだったのは、技術の理想論ではなく「現実との接点は必ずどこかにある」という視点で書かれていることです。例えば、NFTが保証してくれるのは“そのチェーン内での唯一性”だけで、市場価値や真贋までは面倒を見てくれない。あるいは、秘密鍵を失えば何億持っていても一瞬で終わる世界は、自由と引き換えにかなりの自己責任を求めてくる。そういう地に足のついた話が続くので、自分の中の「Web3ってこういうものであってほしい」という願望をいったん脇に置けました。 同時に、技術が揃ってきた今、本当に重要なのは仕組みそのものより「どう変わりたいか」のほうだという指摘もずっと残りました。現場でDXが形骸化する理由とか、プラットフォームに利益が吸われる構造とか、普段感じている違和感が言語化される感じがあります。 Web3に夢を見たいわけじゃないけど、ちゃんと理解したい人。あるいは「結局どこまで信じていいの?」と足踏みしている人には、とても相性がいい本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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